YouTubeを始めると、必ず一度は直面するのが「アンチコメント」。 どれだけ丁寧に作った動画でも、批判的なコメントや揚げ足取りのような反応を受けることがあります。
でも実はアンチコメントは、動画を伸ばす燃料になることがあるんです。 この記事では、自分の実体験をもとに、「アンチコメントと再生数の関係」や「心の持ち方」について詳しく紹介します。
アンチコメントが再生数を伸ばす理由

「アンチコメントがついた動画ほど、なぜか伸びる」
そんな経験をした人も多いはずです。 これはYouTubeの仕組みを考えると納得できます。
YouTubeは「どれだけ人が反応しているか」で動画を評価しています。その反応には次のようなものが含まれます。
- コメント(批判・賞賛どちらでもOK)
- 高評価・低評価
- 再生数
- どこまで動画を見たか(視聴維持率)
つまり、アンチだろうがファンだろうがコメントが増えれば、それだけ動画の評価が上がるという仕組みです。
コメント欄で議論が続けば「この動画盛り上がってるな」とYouTubeが判断し、おすすめに載りやすくなります。 さらに、やり取りが気になって何度も見に来る人もいて、それがリピーター化にもつながります。
人が反応すればするほど、動画は伸びていく。だから、アンチコメントがついても「燃料が投下された」と思っておけばOKです。
2. コメント欄で“議論”が起こると、視聴時間が伸びる
多くの視聴者は、動画とともにコメント欄を読んで楽しみます。
とくにアンチコメントが混じっていると、「この人の言い方キツいな」「他の人はどう思ってるんだろう?」とついスクロールしてしまう。
このコメントを読む時間も、YouTubeの滞在時間としてプラスになります。
つまり、アンチコメントがあることで視聴者が動画ページに長く滞在し、結果的に視聴維持率があがる=評価が上がるのです。
アンチとの向き合い方:感情的にならないことが一番大事
とはいえ、どんなに強い人でも悪意のある言葉を受け続けると傷つきます。 自分は比較的メンタルが強く、批判や指摘には返信することもあります。
筆者のチャンネルはゲーム系なのでコメントしてくる人は子どもが多く、言葉の使い方が上手くない場合もあります。だから「相手が子どもなんだ」と思えば気が楽になります。
実際、以前はアンチだった子が、やり取りをきっかけに毎回コメントをくれるファンになったこともあります。
もちろん、全く意味のない悪口のようなコメントもあります。「しょうもな」みたいに、何でもいいからアンチしとこうという人もいます。そういう場合は無視か非表示でOKです。言った本人もすぐ忘れているので、相手にするだけ時間の無駄です。
もし心が疲れるなら、即削除してしまうのもありです。心が安定していることが何より大事です。
批判コメントへの返信のコツ
筆者の場合ですが批判に返信する場合は、まず「コメントありがとうございます!」から始めます。 相手の意見に一理ある場合は、「そういう見方もありますね」と認めます。
そうでない場合は、「ご意見ありがとうございます!参考にさせて頂きます」等で十分です。
筆者は普段から、みんなのコメントには一つひとつ丁寧に返信しています。コメントした人のアイコンを押すと前のコメントも確認できますよね。それを確認して、誰が何を言っていたかをある程度把握して返信するようにしています。
そのおかげでコメント欄の雰囲気がとても良く、初見の方からのコメントもきやすいのか、動画あたり20〜30件のコメントをいただけます。この数字は、再生数が数千規模の動画にしてはかなり多く、視聴者との距離が近い証拠です。
なのでアンチコメントが来たところで悪目立ちするだけ。普段から雰囲気のいいコミュニティをつくり、アンチが浮いてしまったり、そもそもアンチコメントがしにくい雰囲気作りを心がけています。
ファンが援護射撃してくれたエピソード
過去に、批判コメントに冷静に返信した際、ファンの方が「その対応かっこいい」とコメントで援護してくれたことがあります。
そのやり取りを見ていた別の視聴者から「私も思いました」「大人の対応ですね」と次々にコメントが。長文でアンチした人を批判する人も現れてコメント主はなぜかアカウント名を変えて逃亡する事態に笑
アンチとの対話をきっかけに、結果的にファンの結束力が高まったケースです。こうした経験から、アンチコメントもコミュニケーションの入口になり得ると実感しました。
もちろん、毎回こんなにうまくいくわけではないですし、すべてのアンチに対応する必要はありません。ただアンチコメントを逆手に取る位の気持ちでいるとかなり楽になりますよ
アンチを恐れず投稿し続けることが大事
YouTubeでは、「炎上=注目」と言われることもあります。もちろん、意図的に炎上を狙うのはおすすめしませんが、ある程度の賛否が出る動画のほうが伸びやすいのは事実です。
アンチコメントが怖くて投稿を控えてしまう人も多いですが、反応があるということは誰かの心を動かしている証拠。
どんな動画でも完全にアンチをゼロにすることはできません。だからこそ、気にしすぎず、「これも動画が盛り上がっているサイン」と思うくらいがちょうどいいです。
4ヶ月で収益化できた理由
自分のチャンネルは、開設から4ヶ月で収益化を達成しました。特別な宣伝をしたわけでもなく、顔出し・声出しも一切なし。
ただ、以前の記事で解説したノウハウの他、コメント欄を含めて視聴者との関係を大切にしたこともかなり大きかったです。コメントへの丁寧な返信や、批判にも冷静に対応する姿勢は、チャンネル全体の印象を良くし、ファンの定着につながりました。
視聴者が「この人は信頼できる」と感じてくれると、動画を最後まで見てくれるようになります。コメントの返信が楽しみで長文で感想を毎回書いてくれます。それが再生維持率の向上につながり、アルゴリズム的にもプラスに働きました。
まとめ:アンチも「再生数アップの味方」に変えられる
アンチコメントは誰にでもつきます。でも、受け止め方次第で「ただのマイナス」から「成長のきっかけ」に変えることができます。
- アンチコメントもYouTubeの評価対象になる
- 冷静な返信は信頼とファンを生む
- 感情的にならず、相手を見極めて対応する
- 心が疲れたら即削除でOK
- コメント率の高さは動画を伸ばす武器になる
何より、アンチを恐れず投稿を続けること。それが、チャンネルを伸ばす一番の近道です。

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