コメント欄だけでは、視聴者全体は分からない

コメントする人はある程度そのジャンルを理解している
自分の動画がどう評価されているか?の指標としてコメントは優秀なフィードバック。
ただ、ここで勘違いしてしまいがちなのが、私たち運営側が「コメントしてくれる人=視聴者の代表」だと思ってしまうこと。
例えば私の運営するゲームの裏技系チャンネルの場合、コメントをくれる人は知識があり、新しい裏技を知ると友達とやってみる。自分もそれをSNSで公開するなど、かなりやり込んでいる人が多い。
するとこちらも、その人に合わせて動画を作ろうとしてしまいます。
でも実際は、どの界隈でも、
- ガチ勢
- 趣味レベルで好きな人
- 興味はあるし、ある程度できる人
- やってみたいけどできない人
のように、ピラミッド状に人口は分布しています。

ガチ勢はコメントをくれるし、毎回動画を見る。でも、絶対数は少ない。
新規ファンを獲得するには、ピラミッドの中〜下層も拾っていく必要があります。
つまり、コメント欄には濃い視聴者が集まりやすい。
コメント欄だけを見ていると、視聴者を実際より詳しい人たちだと思ってしまうことがあるのです。
再生数を見ると、違う視聴者が見えてくる

実際の私の動画でも、
テクニカルな動画はコメント大絶賛。でも、3,000再生どまり。
一方で、「初心者向け」「かんたん」とつけた動画は、簡単に万再生。コメント欄は初見さんの質問が多い。
ここで、コメントの熱量と再生数は別物だと気づきました。
コメントは、とても有益なフィードバックです。
ただ、それも視聴者全体ではなく、あくまで1サンプルとして見る。
新規登録者を増やすには、既存ファンを大事にしつつ、この声を出さない多数派にもある程度アプローチしていく必要があります。
自分のチャンネルの「構造」を見てみる

そこで、実際に自分のチャンネルに当てはめて考えてみます。
たとえば、
- コメントしているのはどんな人か
- その人たちはどのくらいの知識があるか
- コメントが多い動画は、再生数も多いか
- 再生数が多い動画にはどんな共通点があるか
- 初心者向けと上級者向けで反応は違うか
- 高評価はどうか
- 新規の人らしい反応はあるか
など。
次に動画ごとの反応を比べながら、仮説を立てていきます。
例えば、
- 既存ファンは、マニアックなものや身内ノリ的なものが好むようだ
- 初心者向けの動画は、新規の人からのコメントが多い
- そこそこ再生されているのに、高評価率や離脱率が悪い動画がある
最初から正解を出す必要はありません。
「こういう人が見ているのかもしれない」と仮説を立てて、次の動画で試してみます。
既存ファンを大切にしながら、新しい人にも届く動画を作る

ここで、その仮説をもとに動画を作っていきます。
新規登録者を増やすには、既存ファンを大事にしつつ、多数派にもある程度アプローチしていく必要があります。
簡単な方法で例を出すと、月に出す動画のいくつを新規視聴者の反応が良いものにする。
既存ファンが喜ぶ動画も作りながら、まだ自分のチャンネルを知らない人が入りやすい動画も混ぜていく。
そんなふうに、動画ごとに役割を分けて考えていました。
新規向け動画の具体例は、次の記事で解説します。
新規視聴者はずっと新規視聴者ではない

今、新規視聴者向けの動画を見ている人も、ずっと新規のままではありません。
今度はもっと難しい動画を見るようになるかもしれない。
でも、YouTubeを見始める新しい初心者は、また入ってきます。
だからチャンネルを長く伸ばしていくなら、今いるコアな視聴者だけを見るのではなく、その外側にいる人たちにも目を向けておく。この感覚は持っていくと良いと思います。
私はそんなふうに、自分のチャンネルの構造を見るようにしていました。

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